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カルバートCULVERT

PC圧着工法
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靱性・復元性が高く地震に強いPC圧着工法
PC圧着工法とは、製品工場で製造されたプレキャストコンクリート部材をPC鋼材による緊張力で部材の一体化を図り、コンクリート構造物を構築する工法です。従来のRC接合と比較するとひび割れ発生が少なく、靱性や復元性が高いなどの特徴があります。
この工法は大型カルバート製品「スーパーボックスカルバート」、「MaxBox+」、「MaxArch」に使用されています。
RC接合とPC圧着工法の違い
①PC鋼材を緊張(引っ張る)すると、鋼材には緊張力と同等の戻る(縮む)力が働く。
②PC鋼材は定着具で固定されているため、部材(A・C)を押す力となり部材(B)を押す。
③押された部材(B)には部材(A・C)を押し返す力が働く。
PC圧着工法の利点
RC接合構造では鉄筋によって引張力を負担するために、一般に使用限界状態のひび割れ発生を許容して設計します。PC圧着構造は予めコンクリート内部に圧縮力を加えており、引張力が弱いコンクリート材料の欠点を大きく改善する構造で、導入プレストレス量によってひび割れの発生を制御することが可能です。

震度7の地震動に耐えるPC圧着工法
PC圧着接合技術を活用した『スーパーボックスカルバート』は、東日本大震災において震度5~7の地震動を受けました。 被災地の20件の追跡調査を行い、ひび割れや欠損等の変状は発生していないことを確認しています。なお、これらのプレキャストカルバートは「常時荷重の設計条件」において設計製造されたコンクリート構造物でありました。 本事例から、高靱性や高復元性を有するPC圧着構造の適用は、耐震性プレキャストカルバートに有効な構造であることが確認されました。
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